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検索AIの金字塔なるか!?Gensparkのファクトチェック機能が凄すぎた

こんにちは。キュービックでライターをしている菊地です。前回ご紹介したPerplexityはもう試しましたか? 初めての検索体験に度肝を抜かれた方もいるのではないでしょうか。

しかし驚くなかれ!さらに便利な検索特化型の生成AがI登場していたんです。それがGenspark。Perplexityと同じくAIを活用した検索エンジンですが、Gensparkでは引用元を明示した上で、ファクトチェックまで行ってくれます。

「え、どういうこと?」

そんな疑問を感じた、そこのあなた!

今日は、一Gensparkにどんな機能が備わっているのか、分かりやすくご紹介します!ぜひ最後までお付き合いください。

Gensparkとは?新時代の検索AIを徹底解説

従来の検索エンジンのようなシンプルなデザイン

Gensparkは、2023年に設立されたスタートアップ企業が提供する次世代AI検索エンジンです。情報過多の現代において、より迅速かつ正確で信頼性の高い情報アクセスを提供することを目指しています。

従来の検索エンジンとの違いは?

Gensparkは、AIを駆使した独自の機能でより良い検索体験を提供します。従来の検索エンジンとは異なり、 対話形式での検索に対応。生成された回答に対し、ユーザーは追加で質問をしたり、気になる点を深掘りしたりできます。また、ファクトチェックを行う機能がついているのも従来の検索エンジンとの大きな違いです。

Gensparkの使い方

Gensparkは、ウェブサイトにアクセスして使用します。従来の検索エンジン同様、検索キーワードを入力してエンターを押すだけ。シンプルな操作で、誰でも簡単に使い始めることができます!

Gensparkは登録しなくても基本的な機能は使用可能です。

しかし! 登録すると検索履歴の確認や、ファクトチェックが完了した際に通知メールを受け取れるようになり、さらに便利に活用できます。 おすすめ。

ステップ1「サインイン」

画面右上の「Sign In」ボタンをクリックします。Googleアカウント、Microsoftアカウント、またはメールアドレスを使ってサインイン・サインアップを行いましょう。

ステップ2「検索を実行」

ホームページ中央の検索バーに、調べたいキーワードや質問を入力します。もちろん日本語にも対応。入力が終わったら、Enterキーを押すか、検索バー右側の矢印アイコンをクリックして検索を実行します。

ステップ3「SparkpagesとAIアシスタントを活用」

Gensparkは、検索結果に基づいて自動的にSparkpagesと呼ばれるカスタムページを生成します。このページには、AIが収集・整理した関連情報が表示されます。

画面の下部にはチャットウィンドウが表示され、追加の質問を入力することで、より詳細な情報を取得できます。

生成されたデータの情報源も明記され、それぞれのページにアクセスできます。

モバイルアプリは現在提供されていませんが、ウェブブラウザからアクセスできるので場所を選ばず、利用可能です。

Gensparkのファクトチェック機能が凄すぎた

自動でファクトチェックする項目を表示してくれる

さらにGensparkは、単に情報を検索するだけでなく、その情報の真偽を検証する強力なファクトチェック機能を備えています。ハルシネーションを起こしやすい生成AIにおいて、正確な情報に基づいて判断を下すことは非常に重要です。

追加でファクトチェックしたい項目があれば入力ボックスに追加しよう

では、Gensparkのファクトチェックはどのように機能するのでしょうか?

Gensparkは、AI Parallel Search技術※を用いて、複数の信頼できる情報源から関連情報を収集します。そして、それらの情報を比較・分析することで、情報の信憑性を評価します。怪しい情報や矛盾点が見つかった場合は、その根拠となる情報源と共にユーザーに提示されます。

※AI Parallel Searchは、複数の情報源を並行して検索し、それらの情報を統合・分析することで、より正確な検索結果を提供する機能です。

Gensparkのファクトチェックの内容とは

今回は20のWebの情報と照らし合わせてファクトチェックをしている

ファクトチェックは、早ければ1分もかからずに完了します。ここからはファクトチェックがどのように行われているのか、実際の結果ページを見ながら確認していきましょう。

声明

今回は、「タチウオは体長1mを超えるものもあり、特に夏から秋にかけて脂がのると言われています」という文章をファクトチェクしていきましょう。
「声明」とは、ファクトチェックする文章のことを指します。

声明を分析する

「声明を分解する」では、文章を分解してそれぞれをファクトチェックする作業をこうなっています。

なぜ文章を分解するの?

ここでは、「タチウオは体長1mを超えるものもあり、特に夏から秋にかけて脂がのると言われています」という文章を例に、なぜバラバラにして調べる必要があるのか見ていきましょう。

この文章をそのまま検証しようとすると、「タチウオの体長が1mを超えることがある」と「夏から秋にかけて脂がのる」の両方を同時に証明する必要があり、少し複雑になります。

そこで、この文章を以下の2つの要素に分解。

「タチウオは体長1mを超えるものもある」

「タチウオは夏から秋にかけて脂がのる」

そして個別に検証します。

「タチウオは体長1mを超えるものもある」

これは、図鑑や信頼できる水産関係のウェブサイトなどで確認できます。もし、1mを超える記録があれば正しい情報の可能性が高まります。

「タチウオは夏から秋にかけて脂がのる」

一方こちらは、漁師の経験則や食味のレビューなどからも確認できます。

このように、個別に検証することで、たとえ一方の要素が嘘であっても、もう一方の要素が正しい情報である可能性を考慮できます。例えば、

「タチウオは体長1mを超えるものもある」は正しい

「タチウオは夏から秋にかけて脂がのる」は正しい

であれば、全体として正しい情報と判断できます。

逆に、

「タチウオは体長1mを超えるものもある」は正しくても

「タチウオは夏から秋にかけて脂がのる」が誤っていれば、全体としては一部が誤りで情報となります。

このようにバラバラに検証することで、複雑な文章に隠された誤情報や不確かな情報をより正確に見つけることができるのです。

情報をファクトチェックする

ここでは、どこの情報を元にファクトチェックを行ったか確認できます。赤枠右上のプルダウンをクリックすると・・・

各記事の該当部分を引用してくれます。もし、この作業を自分でやるとなると、かなりの時間がかかるはずです。該当箇所を明記してくれるのは、かなりありがたい!!

予備的な要約

「予備的な要約」は、最終的な結論ではないけれど、現時点での情報に基づいて簡潔にまとめられた概要のことです。

今回の例で言えば、「タチウオが1メートルを超える」という主題について、様々な情報源から得られた情報を総合的に判断する前に、一旦現状で分かっていることをまとめて提示しています。

プロセスが明確になっていることで、より僕たち人間が安心できるようになっているんですねー。

反省

「反省」は、Gensparkのファクトチェック機能が、分析プロセスや結論について、改善点や限界を自己評価している部分です。

今回の場合は、「タチウオが1メートルを超えることができる」という主張を支持する証拠は、複数提示されているものの、「脂の増加」に関する情報源が限定的であるため、結論の確実性が弱いことを示しています。

最終要約

「最終要約」は、Gensparkが収集・分析した情報に基づき、最終的な結論を簡潔にまとめた部分です。

「予備的な要約」と異なるのは、「最終要約」はGensparkが到達した結論であり、現時点での調査に基づいた「最も確からしい答え」を示している点です。

今回の場合は、24の信頼できる参照元から得られた情報に基づき、「タチウオが1メートルを超える」という主張は正しいと結論付けられています。

ただし、ここで重要なのは、たとえ「最終」要約であっても、常に100%正しいとは限らないということ。新しい情報が発見されたり、分析方法が改善されたりすることで、結論が覆される可能性は0ではありません!

それでもGensparkの「最終要約」は、現時点で入手可能な情報に基づいた、
信頼性の高い結論を示してくれてることがご理解いただけたかと思います。

Gensparkの料金 完全無料で利用可能!

公式サイトに記載されている「Gensparkが無料で提供される理由」

そしてなんと! こんなにも優れているGenspark、ファクトチェックを含む全ての機能が完全無料で利用可能です。

ただし無料での提供は期間限定である可能性や、将来的に有料プランが導入される可能性も否定できません。今後、有料化されるという噂もあるので、ぜひ今のうちに登録して使い倒しましょう!!

Genspark vs Perplexityではどちらが良い?


どちらも無料で利用できますが、僕が実際に使ってみたところ、現時点ではGensparkの方が使いやすいと感じました。

Gensparkが優れている点

僕の場合、Perplexityでは、海外のカフェの価格や営業時間などを調べてもらう際に、細かい情報で誤りが発生すること多々ありました。

また、検索結果ページに参照元は提示されるものの、ユーザー自身で参照元へアクセスし、ファクトチェックを行う必要があった点も少し面倒なポイント・・・。

一方、Gensparkは引用した部分をスクリーンショットしてくれるため、検索結果ページ上でファクトチェックを行えます。ユーザーが引用元へアクセスし、該当箇所を探して確認する必要がないため、大幅な時間短縮になりました。

Gensparkが劣っている点

今のところGensparkが劣っているのは、モバイルアプリが未提供という点のみかなと感じています(個人の感想です)。その他に挙げるとしたら、使用されているLLMの種類は不明なため、透明性が低いことくらいでしょうか。

もし、GensparkよりもPerplexityのココが優れている!という意見があったらぜひコメントで教えてください!

まとめ


無料はいつだって嬉しい

最後までご覧いただきありがとうございました!

これだけ便利なGensparkIですが、なんと今なら無料で使用できちゃうんです!ぜひ、これを機に一度使ってみてはいかがでしょうか!

キュービックグループでは、今後も生成AIを活用しながら、さまざまな取り組みに挑戦していく予定です。ぜひフォローよろしくお願いします!


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