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「何を作るか」から「どう作るか」までを一貫してできるデザイナーに

こんにちは。キュービック広報のオガサワラです!
今回から新企画「キュービックのヒト紹介」を開始します!
こちらでは、役員クラスから営業担当まで、キュービックで働く人々をご紹介します。

記念すべき第一弾は、新卒でデザイン制作会社に入社し、デザイナーとしてのキャリアをスタートさせた小野翔太郎さん。2社目のグリーを経て、3社目のキュービックへジョイン。デザイナーとして約10年間のキャリアを積み、現在はCVメディアの制作、そこから派生したクライアントワークと縦横無尽に活躍中です。


メンバー略歴


小野翔太郎(おの・しょうたろう)
平成元年生まれ。京都工芸繊維大学造形工学課程を卒業。新卒で博報堂アイ・スタジオに入社し、WEBデザイナー、アートディレクターとしてコンセプト設計、デザイン制作などに従事。後に中途でグリーに入社し、UX/UIデザイナーとして自社メディアのリブランディング、新規機能開発などに従事。その後2度目の転職でキュービックに入社。


新卒で入社した制作会社で基礎を学び、自社事業への興味が湧いた


——現在キュービックでUIデザイナーを務めている小野さんですが、就職活動の時から希望職種はデザイナーだったのですか?

小野:
そうですね。大学では広くデザイン意匠について学びました。街のサイン計画を考えたり、本の表紙を作ったり、映画のポスターを作ったりと、グラフィックデザイン全般です。なので、自ずと将来はデザイン関係の仕事がしたいなと思っていました。

——新卒で入社されたのが博報堂のグループ企業でしたよね。

小野:
博報堂アイ・スタジオというデザイン制作会社です。受託のクライアントワークを主体とする企業で、Webデザイナーの仕事から始めて、最終的にはアートディレクターも務めました。4年半ほど所属していました。

——何がきっかけで転職を考えたのでしょう?

小野:
自社事業にチャレンジしたいという気持ちが大きくなったんです。クライアントワークは、どうしてもお客様の意向に左右されることが多い、言い換えるとどこか人任せになっているなとも感じていました。しかし自社事業ならもっと自らを鍛えていけるんじゃないかと思ったんです。

また、自分の気持ちにも変化がありました。デザイナーとして働き始めた2、3年は下積み期間で、直属の先輩についてガシガシ作っていく日々でした。そうして自分ができる表現方法が増えて独り立ちできるようになってくると、制作面でのコミットだけでなく、「何を作るか」というところにも興味が持てるようになってきました。事業そのものから関わっていきたいというか、サービスの根幹に携わりたいというか……。なので、自社事業を展開している企業に絞って転職活動を始めました。

移った先はグリーです。自社でメディアを作って運営している部署にUIデザイナーとして入りました。そこでは記事ページのデザインや改修、運用だけでなく、アプリのデザインなども担当しました。

——グリーでのお仕事はいかがでしたか?

小野:
どちらかというともどかしさが多い日々でした。グリーはゲームで有名な会社です。私が入った当時は、ゲーム事業で得た収益を新しくメディア事業に投入してこれから盛り上げていこうというフェーズだったので。まずは競合に追いつけ追い越せと、質よりも量という感じで、中々こだわりを持って一つ一つのことを丁寧に進めていくことが難しい状況で。自身の努力不足な部分も大いにありますが、もう少しこれまでの経験が活かせる場所のほうがいいんじゃないか、そう考えて転職を決めました。
ただ、グリーでの2年半では、自社でメディアを作り、運営していくという前職では経験できない貴重なものに思えたので、そうした事業を行っている会社に絞ってエントリーしました。

面接での印象と入ってからのイメージにギャップがなかったのが決め手

——転職活動を経てキュービックに入社を決めた理由を教えてください。

小野:
面接の時の印象と実際に入って働いた時の印象とのギャップが小さそうだと感じたからです。入ってから「これは違うな」と思うのは自分にとっても会社にとっても不幸なことだと思ったので、どこの会社を受ける時にもしつこいくらい「もうちょっとお話がしたいです」と粘って(笑)。話をしていて、キュービックが一番、入社後の姿がクリアにイメージできました。

面接の場には篠原さん(篠原健/執行役員 CDO)も来られていて。経営陣の中にクリエイティブの方がいるというのは、デザイナーとして働く上で安心感がありました。これも決め手のひとつです。

——入社してみて、どのように思いましたか? 面接時の印象とのギャップはありましたか?

小野:
とにかく人間関係がフラットで。面接で感じた印象通りでした。社内でプロジェクトごとにいろいろな人と組むシーンがあるのですが、初めましての人同士でもガチガチに緊張することなくバシッとスタートが切れるというか。

あとは、良くも悪くも……ですが、社内に十分じゃない部分、解決していかないといけない部分がたくさんあるなと感じました。面接の時に聞いていたので、そこも入社後にギャップがないと感じた部分ですが。

——確か、面接の時点で業務を任されたんですよね。

小野:
そうなんです、コーポレートサイトのリニューアルを担当してほしいと面接で言われました。入社後、すぐにそのプロジェクトにアサインされて……。本当にその通りになるんだって思いました(笑)。

自社事業、クライアントワーク、組織作りと様々な仕事に挑戦中

——いまはどのようなお仕事をされていますか?

小野:
大きく分けて3つですね。

1つは、キュービックが運営しているCVメディアの改善、制作。これがメインの業務で、3種類くらいのメディアを見ています。それぞれ、課題や問題をあぶり出して企画を決めていく段階から入って、デザインの制作までやっていきます。

2つ目は、キュービックとお付き合いのあるクライアントのコーポレートサイトのリニューアル業務です。どういうメッセージで作ろうかというところから、プロジェクトメンバーとミーティングを重ねて進めました。自社事業をやりたくて転職したと言いつつ、クライアントワークの話になっているのですが(笑)。

3つ目は、デザイナーのチームを中心にしたデザイン品評会です。これは1年くらい続けているんですが、1カ月に1回、若手〜中堅デザイナーが作った制作物に点数をつけるんです。記事のタイトルはどうか、記事の階層構造は明確になっているか、強調すべきところを強調できているか……などさまざまな項目について、それぞれ5点満点で点数をつけて評価し合います。キュービック全体のアウトプットの品質を上げるため、またチーム内の教育制度をより良くするためのヒントとして活用するため、というのが大きな理由です。今日もこのインタビューが終わったら今月の品評会があるんです。

——1社目のころにやっていたクライアントワークとは何か違いがありますか?

小野:
そうですね、キュービックの事業部のみなさんがこれまで築いてきた関係性が前提としてあって、そこから派生したクライアントワークなので、その部分が大きく異なります。デザイナーから提案がしやすい環境になっていて、「最終的にはキュービックさんの判断にお任せします」と、どのフェーズでも期待をしていただけています。逆に言うとその期待に答えないといけないプレッシャーはありますが。

——なるほど、CVメディア運営を通じての信頼関係が既にあるということですね。今後のご自身のキャリアについてはどのようにお考えですか?

小野:
直近の3年くらいは、デザイナーとして、もっともっと課題発見や解決の段階から業務に携わりたいです。企画から関わっていけるというところを自らのスキルとして明確なものにしていきたいと考えています。

もう少し先の話だと、さきほどお話したデザイン品評会などの取り組みを通じて「高いクオリティを共創していくための組織作り」みたいなことに興味が湧いてきています。いまのところはマネジャーといわれる職種には、まだまだ荷が重そうなので考えてはないのですが 、まずは現場の人間として、何らかの形で組織作りにも関わっていきたいです。


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