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今更聞けないPerplexity AIの活用方法。知らないWebマーケターは損してる?【基本編】

こんにちは。キュービックでライターをしている菊地です。生成AIブーム、ものすごいですよね。僕も文字起こしや競合リサーチ、構成案の作成などにAIをフル活用しています。

しかし、未だ「どの場面でAIを使えば良いのかわからない」と戸惑う声も多く聞かれます。

さらには、「使ってみたけど、まだまだクオリティが低い」「業務に活用できるレベルのアウトプットではなかった」という否定的な声もちらほら。

「生成AIのおかげで生産性がバク上がりしている!」というポジティブな意見もある一方、なぜネガティブな意見も多く見られるのでしょうか。

実はこれ、重要な視点が抜けていることが原因かもしれません。

生成AIを活用するために欠かせない視点とは

図解の作成が得意なNapkin AIで出力

生成AIを活用する上で欠かせないこと、それは「各生成AIの得意不得意を理解すること」です。現在、さまざまな生成AIが登場していますが、それぞれ得意な領域が異なります。

文章の生成はClaude、文字起こしならXaris、図解の作成はNapkin AI、スライド作成はCanva、画像生成ならMidjourneyというように、依頼する業務によって使い分けが必要なんです。

冒頭の写真はChatGPTでプロンプトを生成し、画像生成が得意なMidjourneyで出力

今、こう思いましたね?「これだけ大量の生成AIがあったら、どれが何を得意としてるかわかんねーじゃん!」

そうなんです。こんなに日々新しいサービスが出ているなかで、どのAIを使えば良いのかなんて、わからなくて当たり前なんです。

ChatGPTで30代の小太りのリアルなおじさんを出力すると、ちょっと違う感じに・・・

安心してください。そんなアナタのために、この企画はスタートしました。日々情報がアップデートされる生成AI業界をウォッチし続けている僕が、ライターやマーケターの業務に活用できる生成AIを、わかりやすくご紹介していきます。

第一弾は、コンテンツ制作時の競合リサーチや事前準備に活用できる『Perplexity AI』について見ていきましょう!

リサーチをするなら『Perplexity AI』が便利

「知識の始まり」というフレーズがかっこいい

Perplexity AIは、検索エンジンの世界に革命を起こしている生成AIのひとつ。GoogleやYahoo!のような従来の検索エンジンに取って代わる存在といわれ、注目を集めているサービスです。

従来エンジンとは異なり、 対話形式での検索に対応。生成された回答に対し、ユーザーは追加で質問をしたり、気になる点を深掘りしたりできるため、より深く調査することができるんです。

なぜPerplexity AIがリサーチや調査に特化しているのか

Perplexity AIがなぜ他のAIや検索エンジンよりも優れているのか、簡単に見ていきましょう。

①情報源の明示と信頼性の担保

Perplexity AIは、回答の根拠となる情報源を明確にして、ユーザー自身が情報の信頼性を確認できるようにしています。つまり僕たち人間が、ハルシネーション※の有無を自分で判断することができるんです。

※AIが事実と異なる回答を生成してしまう現象のこと。

②最新情報の収集能力

Perplexity AIは、最新の情報をもとに回答を生成します。他のAIサービスのなかには、学習データが古かったり、最新の情報にアクセスできなかったりすることもある今、これはありがたい機能なのでは!?

③生成AIによる要約と推論

Perplexity AIは、単にウェブから情報を集めるだけでなく、複数の情報源の内容を要約し、質問に対して推論を行いながら答えを導きます。つまり、ユーザーが求めている回答をより正確に提供できるのです。

Perplexity AIは検索エンジンよりも便利?

得たい情報に辿り着くまで①と②を繰り返す

従来の検索エンジンでは、自身で検索したキーワードを入力し、検索結果を1記事ずつ確認していくのが一般的でした。

しかしPerplexity AIの場合、僕たちは質問するだけで、AIが関連情報を自動的に収集し、整理して回答してくれます。

めちゃくちゃ博識なヤツとLINEしている感覚

回答に対して追加で質問したり、より詳細な説明を求めたりもできます。対話形式で情報を掘り下げられるため、より深い理解や複雑な問題の解決につながるというワケなんですね。

Perplexity AIの使い方はとっても簡単!

使い方は簡単。Googleで検索するのと同じように、知りたいことを入力するだけ。質問の内容と文脈を理解し、それに応じた適切な情報を提供してくれます。

さらにPerplexity AIは、多言語のデータ収集にも対応! 海外の記事や研究データを調べ上げ、日本語で教えてくれます。

Perplexity AIは背景の色味も変更できるぞ

僕たちユーザーは外国語が話せなくても、世界中の資料にアクセスできちゃうんです。英語はもちろん、中国語やタイ語といった言語にも対応してくれます(多言語の検索方法は後ほど解説します)。

これだけじゃありません。Perplexity AIには、さらに便利な機能があるんです。

検索先の指定「/site:〇〇」で競合メディアの調査も楽々!

Perplexity AIは、検索したい範囲も指定できます。たとえば、キュービックが運営するyour SELECT.のなかに、サウナハットについて書かれている記事があるか確認したい場合、プロンプトの後ろに「/site:〇〇」を追加し、〇〇にサイトのURLを入力すれば・・・

/site:〇〇


指定したサイトのみを検索し、該当する記事を表示してくれます。

瞬時に内容も要約してくれるため、競合リサーチにかかる時間を大幅に削減!!

この方法を活用すれば、競合サイトの記事と自社メディアの比較も簡単にできます。

検索先を競合サイトに指定し、サウナハットについて書かれた記事を探してもらい、見出しを抽出。

そして「自社サイトの記事と比較して」とお願いすれば、その場で分析までしてくれるんです。

このように競合調査から簡単な比較まで一元化できるのもPerplexity AIならではの魅力!

ちなみに! この機能は、どこに何の情報があるのか分かりづらいサイト(行政機関とか)をリサーチしたいときにも重宝します。

ファイル形式を絞って検索もできる!「/filetype:〇〇」

「/filetype:〇〇」を活用すれば、ファイル形式を指定して検索も可能です。企業がリリースしている商品情報は、PDF形式で配信されているケースも多いですよね。

/filetype:〇〇

上記のコードをプロンプトに挿入すれば、Perplexity AIが引用元を明記し、各PDFデータと内容をまとめてくれます。

直近の商品のみ知りたい、数年前の情報だけほしい、といった場合には日付指定を行うことも可能!

「/before:YYYY-MM-DD」で日付の指定で検索範囲を絞る

ファイル指定と組み合わせると便利

指定した日付以前の情報を得たいなら「/before:YYYY-MM-DD」 、 指定した日付以降の情報なら「/after:YYYY-MM-DD 」と入力します。

/after:YYYY-MM-DD

ファイル指定と併用することで、新商品のPDFデータのみピックアップすることもできます。

「/lang:〇〇」で言語を指定して検索もできる!

言語を知らずとも世界中の記事にアクセスできる時代!

冒頭でも軽く紹介しましたが、Perplexity AIは、さまざまな言語で書かれた記事にアクセスが可能です。 僕たちユーザーは、日本語しかわからなくても大丈夫。Perplexity AIがどんな記事も翻訳し、その場でわかりやすく要約してくれます。

方法はプロンプトに「/lang:〇〇」を追加し、〇〇部分に検索したい言語を入力するだけ。

/lang:〇〇

画像検索もお手の物!「/image」

もちろん画像検索にも対応! 日付指定と組み合わせれば、新しい画像のみ検索可能です。

/image

「 /video」を使えば動画検索と内容の要約も簡単

動画を検索したい場合は、「〇〇/video」と入力するだけ。そのまま内容を要約してもらうこともできるんです。

/video

動画を確認する時間がない場合でも、この機能さえあれば瞬時に内容を把握できます。

Perplexity AIならSNSの検索も簡単「/Instagram」

さらに! 検索したいSNSを指定すれば、各SNSで注目のハッシュタグや、トレンドも調査してもらえます。これはもう検索体験の革命では!?

/Instagram

Perplexity AIで変わる情報収集の未来

最後までご覧いただきありがとうございました!

こんなに便利なPerplexity AIですが、なんと無料で使用できちゃうんです!

有料のPro版には劣るものの、今日ご紹介したほとんどの機能を活用できます。これを機に、ぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか!

キュービックグループでは、今後、生成AIを活用しながら、さまざまな取り組みに挑戦していく予定です。今後も、生成AIに関する情報を発信していく予定なので、ぜひフォローよろしくお願いします!


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