見出し画像

「大量生産される普通の会社員にはなりたくない」就活の違和感からスタート!出戻り社員が語るキュービックで見つけた自分だけのキャリア


社員's profile

阿南 美咲(あなん・みさき)
1995年、千葉県出身。2018年、明治大学情報コミュニケーション学部卒業。 在学中の2015年にインターンとしてキュービックで働き始め、その後2018年に新卒社員として入社。2019年に一度退社しエンタメやSDGs関連のビジネスを経験した後、2022年12月に中途社員としてキュービックに再び参画。

一斉スタートの就活に疑問符。大量生産される会社員になりたくない

ーどんな軸で就活をしていましたか?

そもそも就活自体に少し疑問を感じていましたね。今では外資系の企業やベンチャーを目指す学生も増えて就活は多様化しつつありますが、私の世代は、経団連に所属する日系大手を目指す学生が圧倒的に多く、よーいどんで集団就活が始まりました。

採用ステップの最初に行うWEBテストは蓋をあければ、友人同士で情報を交換しあっている。大学受験まではシンプルに自分の実力が測られるけれど、就活は人脈が多ければ多いほどいいとか、情報戦とか…正直言って”こんなことで能力を測られるのは嫌だな”と当時は思っていました。

学生のうちから長期インターンをしていたので、たくさんの大人のそばで仕事をしていて、中途の人たちが普通に転職してきて、活躍しているのを見ていたので、新卒でどこの会社に入ったのかってさほど問題でなく…結局はどこで働いても自分が目の前の仕事とどう向き合うか、だと思いました。

なんの実績もないただの大学生なのに期待してもらえる

ーなぜキュービックに?

実は3年ほどキュービックで長期インターンをしていました。大学2年の時に高校の友人に地元でばったり会い、その友人がスーツを着ていて。就活にしてはまだ時期が早く「なんで?」と聞くと「長期インターンをしている」と。当時、私はスポーツ用品店でレジのアルバイトをしていたのですが、変わり映えのしない毎日だったのでこれまで聞きなじみのない「インターン」という響きに興味を持ちました

マーケターとして広告運用を担当することになりましたが、私より後に入社してきた子がインターンMVPを受賞していて、非常に悔しい思いをしました。なかなか結果が出ず、歯痒い毎日だったのですが、あるとき、賞与明細のうらに手書きのメッセージが書かれていたんです。(※2016年当時はインターンにもひとりひとり賞与明細を手渡ししていた)
そこには「すごいやつがきたと聞いているよ、頑張ってね」と代表・世一からのメッセージが。まだ大した実績もあげられていない一介の大学生に”こんなに期待をかけてくれるなんて”と思いました。

就活では、空間デザインの会社やエンタメ業界も何社か受けましたが、「大量生産される普通の会社員になりたくない、他と埋もれたくない」という思いが強く、周りのみんなが就活を始めるタイミングで既にキュービックから内定をもらっていたので、早期に意思決定をしていました。

変なヤツでありたい、「オンリーワン」のブランディングが崩れた日


ー早めに意思決定をしたにも関わらず1年足らずで転職しています。なぜでしょう?

私は幼少期からクラシックバレエを習い、高校生まで続けてプロを目指していました。日々練習に打ち込み、学校では部活動に所属せず、体を大切にするため体育の種目にも制限がありました

プロになる夢が叶わなかったとき、自分自身と向き合う辛い時間もありました。人生のすべてを注いできたバレエで夢が叶わなかった私は、この先、何者かになれるのだろうかと悩んだのです。その反動もあり、今振り返れば、インターンシップにのめり込んでいった部分があったのかもしれません。

バレエは点数で評価が決まるものではなく、クラシックバレエの世界での「ナンバーワン」とは、圧倒的な個性と唯一無二の存在感の上に成り立つものです。だからこそ、私の心の奥底にも、「ナンバーワン」よりも「オンリーワン」、つまり他に代えのきかない存在になりたいという想いが強くあったのだと思います。

大学生”なのに”アルバイトではなく長期インターンを選ぶ自分。
周りは大手に行く”のに”ベンチャー企業を選ぶ自分。

これまでの選択を振り返るとどこかに逆説があった気がします。
しかし、いざ新卒で入社してみると私のなかのマイナーなバリューは消え失せました。
当時の私は、バレエで頑張る仲間たちに対するコンプレックスを拭いきれず、その苦しさから「これから自分は何者になりたいのか」がわからなくなっていました。

さらに、一般的な就職活動を経ずに就職してしまったことも大きな要因だったと思います。本来なら、学生時代に行う自己分析や業界研究、就職活動を通じて自分と向き合うプロセスがありますよね。選考で不合格や合格を経験しながら、自分の性格や将来像を深く考える時間。それを私は飛ばしてしまっていたのです。

最終的には、舞台芸術の世界に身を置きたいという思いをどうしても捨てきれず、転職を決意しました。

心から信じられる会社って案外少ない…完全なキャリア迷子に


PR代理店・D2C系企業と2社経験しました。最初はイベントの制作会社に入ろうと思っていたのですが、アシスタントを10年やってようやく企画などに携われる…そんな時間軸だったのでそのスピードだと遅いな、と。

PR代理店では倍速で成長するためにどんどん仕事を受け、目まぐるしい日々で成長実感もありました。しかし、主な仕事はイベントプロデュースになるので、PRプランナーとしてのキャリアが築けるわけではありません。また会社自体も社員が長くいる会社ではなく、ほとんどが2〜3年でキャリアアップのため転職していました。

もともと起業もありかなと考えていたので、自身の興味のあるエシカル・サステナブルの領域のD2C企業で「社内起業も可能」と言われブランディングディレクターとして入社したのですが、実態はマーケティングの上流はやらせてもらえず、商品のパッケージを考えたり、店舗運営もままならない状態だったので時には皿洗いもしたり…マーケティングディレクターとは名ばかりで、なんでも屋さんという感じでした。

このままではキャリアのステップアップなんてもってのほか、キャリア迷子になってしまうと考えた私は3回目の転職活動を始めました。

表で何言っているかなんてどうでもいい、面接は対等な場

この7〜8年で3社経験してきたからこそ「表で言っていること=ビジョンや理念と会社の実態に乖離がなく、心の底から自分が信じたいと思える会社」とはそう簡単には出会えないということも段々理解できるようになり、キュービックの存在は私にとって稀有な”裏表がない”と思える会社だったんだということを悟りました。

辞めたあともキュービックのメンバーとは時々会っていたので、転職のタイミングでキュービックに戻ることも選択肢の一つとして考えるようになり、選考に進みました。世一との最終面接では「当時、何が不満だったのか?」「キュービックを辞めた後、どんな経験をしてどのように仕事や会社に対する想いが変わったのか」をきちんと説明し、今度は納得してもらいました。

こうしてキュービックに”出戻り”を果たした私は、現在、新卒採用の責任者として学生の皆さんに向き合っています。

 “面接”というのは社員も学生も対等な場であると考えています。来てくれた学生にとっても、この1時間が有意義なものにならなければ、意味がありません。面談をするなかでキャリアの考え方や特性が合わないと思えば、キュービックを勧めません。

ただ、話を聞き一緒に考えるだけではなく、自分自身が20代前半で感じた葛藤や、悩みながらも経験できたこと、そこから得られた知見を活かし、感じたことを真っすぐフィードバックすることもあります。それは時に厳しい言葉にもなりますが、本気で相手のことを想って伝えたメッセージはしっかりと届くものです。

その子にとっても、会社にとっても双方が幸せとなるような選択ができるようこれからも採用の現場に向き合います。



\ キュービックでは、一緒に働く仲間を募集しています! /

記事を読んで、少しでもご興味をお持ちいただいた方はカジュアルに面談などいかがでしょうか!詳細は以下採用サイトをぜひご覧ください!




この記事が参加している募集

最後までお読みいただきありがとうございます!公式LINEではイベント情報も配信中!よろしければお友だち追加をお願いします!